~検査結果と症状が一致しない理由とは~
毎日食べているものが原因かもしれないのに、従来の遅延型アレルギー検査ではなかなか原因が特定できない――そんな経験はありませんか?
それは、検査で陽性になった食品が必ずしも「今、体で問題を引き起こしている食品」とは限らないからです。

そこで役立つのが、症状が出ている「今」の免疫反応を測る「炎症反応測定式・遅延型アレルギー検査(FIT)」です。この検査は、従来の検査とは異なる特許取得済みの測定法により、複数の免疫指標を組み合わせて評価します。
本当に体が反応している食品をピンポイントに特定することで、無理な食事制限を避け、効率よく症状の改善につなげることができます。
一般的な遅延型アレルギー検査の落とし穴
そのため、以下の理由で、検査結果と実際の症状が合致しないことがあります。
- 単なる「食べすぎ」でも数値が上がる
頻繁に、あるいは大量に食べている食品は、体がその存在を覚えているため、炎症がなくてもIgGの数値が上がってしまう「偽陽性」が起こることがあります。 - IgG4の存在
IgG抗体にはいくつか種類がありますが、その一つの「IgG4」は、実はアレルギー反応を和らげ、体に食べ物を受け入れさせる「味方」のような働きをすることもあります。
つまり、従来の検査でIgGが高いからといって、その食品が「今の不調の犯人」であるとは断定できないのです。
そこで注目のFIT検査
FITは、「Food Inflammation Test(食物炎症検査)」の略で、このFIT検査では、IgG抗体だけでなく、「C3(補体)」という炎症のスイッチを同時に測定します。
C3(補体)=炎症のサイン
補体(特にC3d)は、体がある食物に対して実際に攻撃(免疫反応)を開始した瞬間に活性化される「炎症分子」です。
つまり、このC3を測定することで、症状が出ている「今」、体が本当に反応している食物がわかります。
その結果、従来のIgG検査ではわからなかった、今まさに症状の原因となっている食物を正確に特定できるようになります。
当院が行っている「炎症反応評価型 遅延型アレルギー検査」では、以下の2種類の抗体(計6つのサブクラス)と1種類の補体マーカーを調べます。
| 項目 | 種類 | 備考 |
| IgG | 4種類(IgG 1、2、3、4) | ・すべてのIgGサブクラスを測定して遅延型免疫反応を特定 |
| IgA | 2種類(IgA 1、2) | ・腸管などの粘膜免疫の状態や初期反応の評価 |
| 補体 | 1種類(C3d) |
・体内で炎症が起きていることを示す「炎症マーカー」として測定 |
「IgG + C3」の二重チェックで精度が大きく向上
このように「炎症反応評価型 遅延型アレルギー検査(FIT)」では、IgG(1〜4の全サブクラス)とC3dの両方を測定します。
- IgGが「接触した記録」だとしたら
- C3は「実際に食品に対して体が反応しているサイン」です
IgGが補体(C3d)と結びつくと、炎症の激しさは何倍、何十倍にも増幅されます。この「セットで反応している食品」こそが、あなたの不調を招いている真の原因なのです。
この二重チェック(特許取得済み)により、IgG単独の検査で見られた「偽陽性」を防ぎ、「今まさに不快な症状を引き起こしている食物」を高い感度で特定できるようになりました。

腸粘膜のバリア機能も評価
この検査では、腸粘膜のバリア機能(リーキーガット)も評価します。
このリーキーガットの有無を評価する理由は以下のとおりです。
①悪循環を断ち切るため
食物に対する過敏反応が起きると、それが引き金となって腸の粘膜が炎症を起こし、細胞間の結合(タイトジャンクション)が緩んでリーキーガットを引き起こします。これにより、未消化の食物粒子が血流に入り込みやすくなり、新たな食物過敏症を次々と誘発するという負のスパイラルに陥ります。この両方を同時に測定することで、不調の根本的なサイクルがどこにあるのかを特定できます。
②「推測」ではなく「検査」に基づいた治療を行うため
「慢性症状があるならリーキーガットだろう」と推測するよりも、「実際に腸壁がどの程度損傷しているのか」を数値化することで、推測ではなく確かな証拠(エビデンス)に基づいた治療計画を立てることが可能になります。
③損傷の段階を把握するため
この検査では、腸の健康状態を以下の指標に基づいて評価します。
| 項目 | わかること |
| カンジダ | ・初期段階の細菌叢の乱れ |
| ゾヌリン | ・腸のゲートの「開閉機能」の不全 |
| オクルディン |
・腸の構造そのものの物理的な損傷 |
| LPS |
・腸から血流へ漏れ出した毒素による全身炎症 |
④治療の成果を可視化するため
食事制限やサプリメントによって、実際に腸の状態が改善しているかどうかを、数ヶ月後の再検査で確認することができます。
このように、「火事の原因(特定の食べ物)」を見つけると同時に、「建物の損傷具合(腸壁の状態)」を調べて、適切な治療計画を立てることができます。
なぜ「症状が出ている時」に受けることが大切なのか
FIT検査の特徴は、体が実際に免疫反応を起こしているかどうか(C3の活性化)を測定できる点にあります。
そのため、症状が落ち着いている時よりも、症状が出ているタイミングで検査を受ける方が、原因食品を捉えやすくなります。
この検査をお勧めする方
- 食事に気をつけているのに、症状がなかなか改善しない
- 過去に遅延型アレルギー検査を受けたが、結果が多すぎて何を食べればいいか混乱した
- 過去に遅延型アレルギー検査を受けたが、結果と症状がしっくりこなかった
- 下痢、腹痛、膨満感、皮膚症状、慢性的な不調が続いている
- 「何となく合わない食品」はあるが、はっきりした理由がわからない
- 肌荒れ、湿疹、大人ニキビが治らない

まとめ
- 一般的な遅延型アレルギー検査は「過去の接触の記憶(IgG抗体)」のみを見ている
- 炎症反応評価型・遅延型アレルギー検査(FIT)は「今、体が反応しているか」の指標であるC3も調べる
- 症状が出ている「今」受けることで、検査の意味が最大限に活きる
- IgGとC3dが同時に反応する時、炎症は何倍にも強まるため真の原因がわかる
長引く不調の背景には、よかれと思って食べ続けている「健康に良いはずの食品」が隠れているかもしれません。
症状がある方は、この検査をご検討ください。
料金
| 検査名 | 料金(税込み) |
|---|---|
|
炎症反応評価型・遅延型アレルギー検査 |
89,000円 |
|
炎症反応評価型・遅延型アレルギー検査 |
119,000円 |
※完全予約制です。初診の予約は必ずお電話でおとりください。
※料金には、検査料+初回カウンセリング料(15分)+結果説明(30分)が含まれています。
※各種クレジットカードをご利用になれます。
【予約料】
当院では、一部の自費診療において、十分な診療時間を確保して診療を行っております。
しかし、ご連絡のないキャンセルや直前のキャンセルが生じた場合、他の患者様の診療機会に影響が出てしまいます。このため、一部自費診療の初診に、「予約料制」を導入しています。なお、この予約料は初診にのみ適用され、再診では必要ありません。
お電話にてご予約後、1週間以内に銀行振込にて予約料(11,000円)をお支払いください。
期日までにお振込みが確認できない場合は、誠に恐れ入りますが、予約をキャンセルとさせていただきます。
この予約料は、ご来院時に全額を診察料に充当いたします。
なお、ご本人のご都合によるキャンセルにつきましては、予約料の返金はいたしかねますので、あらかじめご了承ください。
詳細は予約時にご案内いたします。
検査項目(132品目)
| 分類 | 食品 |
|---|---|
| 乳製品 | カゼイン(牛)、ヤギ乳、牛乳、ホエイ |
| 卵 | 卵白、卵黄 |
| 穀類 | 大麦、雑穀(イネ科)、オート麦、白米、ライ麦、小麦グルテン、全粒小麦 |
| 果物 | リンゴ、アボカド、バナナ、ブルーベリー、網メロン、サクランボ、クランベリー、ブドウ(白・種なし)、グレープフルーツ、ハネデューメロン、レモン、ライム、オリーブ(緑)、オレンジ、モモ、洋ナシ、パイナップル、プラム、ザクロ、ラズベリー、イチゴ、スイカ |
| 添加物 | アスパルテーム、安息香酸、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、グルタミン酸ナトリウム(MSG)、ポリソルベート80、赤色3号、赤色40号、サッカリン、黄色5号 |
| 野菜 | アーティチョーク、アスパラガス、ビーツ、ブロッコリー、バターナッツカボチャ、キャベツ、キャロブ、ニンジン、カリフラワー、セロリ、ヒヨコ豆、コラードグリーン、トウモロコシ、キュウリ、レタス、タマネギ(白)、グリーンピース、ピーマン(緑)、サツマイモ、ジャガイモ、セイヨウカボチャ、ほうれん草、トマト、ズッキーニ |
| 微生物 | カンジダ*、製パン用イースト、醸造用イースト |
| 豆 | ココア、コーヒー、キドニー豆、白インゲン豆、うずら豆、レンズ豆、大豆 |
| スパイス | バジル、シナモン、ニンニク、ショウガ、ホップ、マスタード、オレガノ、パプリカ、黒コショウ、唐辛子、ペパーミント、ローズマリー、ターメリック、バニラ |
| 魚 | タラ、カレイ、オヒョウ、サケ、シーバス、フエダイ、メカジキ、マス、マグロ |
| 肉 | 牛肉、ベーコン、ラム肉、豚肉 |
| 家禽肉 | 鶏肉、鴨肉、七面鳥肉 |
| 抽出物とその他 | アガベ、キャノーラオイル、マッシュルーム、スピルリナ、サトウキビ、紅茶、赤ワイン |
| 種子 | ディルシード、フラックスシード、キノア、ゴマ、ヒマワリ種子 |
| シェルフィッシュ | ハマグリ/アサリ、カニ、ロブスター、ホタテ貝、エビ |
| ナッツ | アーモンド、カシューナッツ、ココナッツ、セイヨウグルミ、ヘーゼルナッツ、ピーナッツ、ペカン |
検査項目(176品目)
| 分類 | 食品 |
|---|---|
| 乳製品 | カゼイン(牛)、ヤギ乳、牛乳、ホエイ、羊乳 |
| 卵 | 卵白、卵黄 |
| 穀類 | 大麦、雑穀(イネ科)、オート麦、白米、ライ麦、小麦グルテン、全粒小麦、アマランサス、蕎麦、タカキビ、スペルト小麦、タピオカ、小麦グリジアン |
| 果物 | リンゴ、アボカド、バナナ、ブルーベリー、網メロン、サクランボ、クランベリー、ブドウ(白・種なし)、グレープフルーツ、ハネデューメロン、レモン、ライム、オリーブ(緑)、オレンジ、モモ、洋ナシ、パイナップル、プラム、ザクロ、ラズベリー、イチゴ、スイカ、アサイー、アンズ、イチジク、キウイ、ゴジベリー、マンゴー、ラカンカ、パパイヤ |
| 添加物 | アスパルテーム、安息香酸、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、グルタミン酸ナトリウム(MSG)、ポリソルベート80、赤色3号、赤色40号、サッカリン、黄色5号、食酢 |
| 野菜 | アーティチョーク、アスパラガス、ビーツ、ブロッコリー、バターナッツカボチャ、キャベツ、キャロブ、ニンジン、カリフラワー、セロリ、ヒヨコ豆、コラードグリーン、トウモロコシ、キュウリ、レタス、タマネギ(白)、グリーンピース、ピーマン(緑)、サツマイモ、ジャガイモ、セイヨウカボチャ、ほうれん草、トマト、ズッキーニ、ルッコラ、芽キャベツ、ナス、ケール、ペポカボチャ |
| 微生物 | カンジダ*、製パン用イースト、醸造用イースト |
| 豆 | ココア、コーヒー、キドニー豆、白インゲン豆、うずら豆、レンズ豆、大豆、黒インゲン豆、サヤインゲン |
| スパイス | バジル、シナモン、ニンニク、ショウガ、ホップ、マスタード、オレガノ、パプリカ、黒コショウ、唐辛子、ペパーミント、ローズマリー、ターメリック、バニラ、コリアンダー、クローブ、クミン、パセリ |
| 魚 | タラ、カレイ、オヒョウ、サケ、シーバス、フエダイ、メカジキ、マス、マグロ、カタクチイワシ、サバ、イワシ |
| 肉 | 牛肉、ベーコン、ラム肉、豚肉、鹿肉 |
| 家禽肉 | 鶏肉、鴨肉、七面鳥肉 |
| 抽出物とその他 | アガベ、キャノーラオイル、マッシュルーム、スピルリナ、サトウキビ、紅茶、赤ワイン、ココナッツオイル、カンナビジオール(CBD)、ハチミツ、メープルシロップ、ステビア |
| 種子 | ディルシード、フラックスシード、キノア、ゴマ、ヒマワリ種子、チアシード、ヘンプシード |
| シェルフィッシュ | ハマグリ/アサリ、カニ、ロブスター、ホタテ貝、エビ、カキ、イカ |
| ナッツ | アーモンド、カシューナッツ、ココナッツ、セイヨウグルミ、ヘーゼルナッツ、ピーナッツ、ペカン、ブラジルナッツ、マカダミアナッツ、ピスタチオ、松の実 |
