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IBS・SIBO検査に便中胆汁酸&短鎖脂肪酸検査を新たに追加しました

愛知県一宮市の『みらいウエルネスクリニック』では、自費診療によるSIBO・IBS外来を行っており、県外からも多く来院していただいております。

 

このたび、IBSやSIBOが疑われる方に行う検査「GI-MAP」の追加オプション検査として、
「StoolOMX™」を新たに採用しました。



GI-MAPを検討されている方は、以下の説明をご一読のうえ、このオプションの追加をご検討ください。

なお、この検査はGI-MAPに追加するアドオン検査ですので、単体では受けることができません(GI-MAP本体が必須)

 

GI-MAPはこちら

 

StoolOMX™とは?

StoolOMX™は、GI-MAP®と組み合わせて行う便のメタボロミクス検査です。この検査では、25種類の胆汁酸と9種類の短鎖脂肪酸(SCFA)を測定して、腸内微細菌が生成する主要な代謝産物を詳細に評価します。


胆汁酸を測定する理由とは?

下痢型の過敏性腸症候群の約30%は、胆汁性下痢症だといわれています。

脂肪やタンパク質の消化・吸収に必要な胆汁酸は、その役目を終えた後、小腸下部で約95%が吸収されて再利用されます。
そして残りの5%は大腸に送られることになるのですが、この小腸下部で吸収が悪いと(BAM:胆汁酸吸収不良)5%よりももっと多くの胆汁酸が大腸に流れ込んでしまい、その結果下痢を起こします。
一方、胆汁酸が少なすぎると便秘を起こすことがあります。

この検査では、総胆汁酸だけでなく、一次胆汁酸と二次胆汁酸も測定します。たとえば一次胆汁酸は腸粘膜にダメージを与える可能性があり、二次胆汁酸が少ないと腸内細菌叢のバランス異常が疑われるといったように、胆汁酸を調べることで、腸内で起こっていることについてさまざまな情報が得られます。


短鎖脂肪酸を測定する理由とは?

短鎖脂肪酸は、腸内細菌が主に繊維質を発酵させる過程で産生される物質のことで、腸の健康だけでなく、全身の代謝にもさまざまな有益な効果があります。
この検査では9種類の短鎖脂肪酸を調べて、腸管のバリア機能(リーキーガット)、抗炎症能力、ディスバイオシスなどを評価します。また、短鎖脂肪酸の中でも、酪酸は腸管運動を促進するため、この酪酸の値が低いと、腸管運動が低下していることが疑われます(SIBO、便秘などの原因)。

 この検査でわかること一覧

測定項目 異常値 疑われる疾患・病態
総胆汁酸 高値 胆汁酸吸収不良、胆汁酸下痢、IBS-D、肝疾患など
  低値 腸管輸送の遅延、便秘
一次胆汁酸の割合 高値 胆汁酸吸収不良、IBD、大腸の炎症
二次胆汁酸の割合 低値 マイクロバイオームの多様性が低い、生理的機能の低下
LCA/DCA比 高値 胆石、胆嚢摘出後、大腸がんリスク
  低値 がんリスクの低下
DCA 低値 潰瘍性大腸炎
  高値

肝臓がん、大腸がん、免疫応答調節

LCA 低値 潰瘍性大腸炎
  高値 肝臓がん、大腸がん、血糖異常
HCA 低値 前糖尿病、代謝状態
UDCA 高値 代謝不均衡、IBS、UCのマーカー
主要な直鎖脂肪酸 低値 IBS、肥満、IBD、便秘
  高値 下痢
酪酸 低値 腸管輸送の遅延、IBSなど
SCFA/BCFA比 低値 消化不良、腸管輸送の遅延、炎症性ディスバイオシス
イソ酪酸 高値 コルチゾール、うつ病
イソ吉草酸 高値 うつ病、コルチゾール上昇
※GI-MAP本体の結果と併せて総合的に判断します。

 備考

  • この検査を追加してもGI-MAPの採便方法に変わりはありません。
  • ここから資料をダウンロードできます:結果レポートのサンプルカタログ
  • GI-MAPと同時に申し込んでください。過去にGI-MAP単体を受けていてもこれ単体では受けられません。
  • ご本人の都合によるキャンセルはできません。

 

料金

検査名 料金
StoolOMX $200 (実際のお支払い額はその時期の為替レートによります)

※各種クレジットカードでのお支払い可能。

 
 

 

 

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